桜咲きました。
あれから3度目の桜の下の散歩です。
凄くゆっくり。
以前は引きずられるように離れていたリードの距離は、いつのまにやら凄く近づいて、今はマフを少し後ろに感じながら歩きます。
少し後ろに歩くマフを気にしながら歩くので、いつの間にか前方がおろそかになります。
ゆっくりゆっくりマフのペースで歩けるように、みんなが寝静まった頃に桜を見に行きました。
誰もいない桜の道はなんとなく自分たちだけの空間のようで、すごく大切な時間に感じます。
年末以来少しずつ回復してきた時は、
自力で立てた、自力で歩けた、自力でトイレ出来た、自力で寝返りがうてたと、少しずつ介助がいらなくなって、少しずつ足腰もしっかりしてきて、足取りも力強さを感じてきて、体重もゆっくり戻りはじめ、療法食以外の好きな物は鼻でグイグイする程欲しがるようになってと・・・少しずつ出来ることが増えていく事が、まるで子犬を育ててる頃のようで、治っていっているような錯覚さえしていて。
だけど、去年の秋まで一食の量は100gまでは食べれていたのに、今は頑張っても60gちょっとがせいぜいです。
それ以上食べると、4時間後ぐらいにごはんのカスをちょっと戻します。
戻し方から、たぶん胃に入りきらなかった分が何処かに引っかかってて出て来るのかなーと思っています。
食べれる量が半年で3分の2に減ってしまった事から、癌はやっぱり大きくなっているんだなーと現実を思い知らされ、良くなってきた事とのギャップが私の頭を混乱させているような状態です。
本当はもっと沢山楽しい場所に連れて行ってあげたいのだけど、
去年の秋の終わりぐらいから、車の揺れに踏ん張る時にお腹に力が入るのが辛そうに感じたので、
(短い距離でカーブの少ない場所なら大丈夫なのですけど)極力、長時間のお出かけは控えています。
なので、どうしても普段のお散歩道ばかりになってしまいますが、
小さな楽しみは、マフが行きたい道を選んでいます。
行きたい方向と違う方に行こうとすると、足を踏ん張って拒否するんです。
今まであまり見たことのない姿なので少し新鮮です。