現状のマフの状態は、
がんが大きくなると栄養を取とられて、痩せたり筋肉が落ちたりするという話や、
肝臓が冒されているせいで筋肉を作る酵素が作れないから、食べても食べても太れなかったり、筋肉が付かなかったりするのだろう〜と憶測していました。
食べれないのは、時々腫瘍が出血しているせいか、具合が悪くて食欲が出ないまたは、不味いお薬を混ぜたせいでご飯への不信感がある。と、いろいろな理由が重なっているのかと推測していました。
けれど、元気で食欲おう盛な頃は何を混ぜようが、ご飯なら何でも食べるコが、匂いや雰囲気で食べ物を選ぶと言うのは、やはりじゃっかん食欲不振が出てきているのだろうということに疑いはありません。
現在は食べムラが起きはじめても、ご飯に匂いを付けたり、煮てみたり焼いてみたり、ドライブして気分を変えたり、なんだかんだと1日分はとりあえず食べてくれていますが、これから食べる量が減って行く時がいつかは来るのだろうと思います。
食べさせても痩せて行くし筋力も落ちて行くのに、さらに食べる量が減ったら、ますます痩せてしまうという焦りが食べムラが起こる度に頭をよぎります。
先週、膀胱炎の症状が出たので、病院に行ってきました。
幸い膀胱炎の症状は病院に行く頃には治っていて、尿検査も問題なし。
ついでに肝臓が腫れていないか見てもらいましたが、
肋骨が張り腫れて見えているのは痩せて胴回りが細くなったせいで、状態は落ち着いているということでした。
がんは秋から比べてそれほど大きくなっていないとしたら、なぜ痩せて行くのか?肝臓がダメージを受けているから?食欲不振はなんで起きているんだろう?
そう思って調べているうちにぴったり思い当たる症状を見つけました。
がんが進行すると癌性悪液質といわれるがんが炎症性サイトカインを放出するそうです。
これがいろいろと悪さをして、体に代謝異常を起こすのだそうです。
そのため脂肪や筋肉を破壊されてしまうのですね。
全身が炎症を起こしている状態なので、悪液質が起き始めると、人の対処療法では、免疫を抑制したり、悪液質が炎症性サイトカインを出さないようにコントロールしていく事が今の治療法のようです。
人にはそれぞれの症状にお薬が開発されてきているようですが、ワンコでは多分まだステロイドを処方する治療法になるのかな?
悪液質が恐いのは、がんが進行するスピードよりも、悪液質によって筋力低下や栄養失調などでなくなるケースがあることです。
悪液質から出たサイトカインは、代謝異常、異常な神経伝達物質、ホルモン変化、食欲不振、うつ状態を起こし、そのため体が衰弱してしまうそうです。
現在のマフの度々起きている食欲不振や痩せる、筋肉が落ちるという症状や、今まで以上に音に敏感になる、前回の膀胱炎の症状などの状況は、悪液質によるもののような気がします。
悪液質で残りの時間を削られたり、食べたいのに食べれないというのは、今後のQOLにとって大きな障害ですが、対処療法の一つにEPAとBCAAが取り上げられているようなので、免疫を強化するサプリメントから切り替える事にしました。この対応が早かったのか、遅かったのかは分かりませんが、少しでも長くご飯が食べれて、少しでも長く歩ける状態が続くように願うばかりです。
題材は深刻なものですが、同じように戦っている飼い主さんとワンちゃんに少しでもヒントになればと思い、あえて書かせていただきました。
また私個人が今のマフの状態の改善に少しでも役に立たないかと調べたものですので、それぞれの方々の責任において参考にしてください。
またこの分野での新しい治療法が1日でも早く見つかる事を願っています。