今日は、(今日も)昼過ぎに起きる。
出かける予定はないが、太陽が出ているんで、
どうせ寝続けるなら、『外で寝てやろう』とサンオイルもって、
ipodもって公園に行く。(9月も下旬ですが...)
ハードロック(今日はVAN HALEN)を聴きながらご機嫌バク睡。
でも、ふと辺りを見回すと今日はワンコ連れている方々が結構いらっしゃる。
カルガモがいる人工池も目に入る。
『マフ・・・家でつまらないかな?・・・』と思う。
ふと頭をよぎったのは、マフ+カルガモx池=GEORGEに池・・・・・『GEORGEに行けだ!』
嫁に電話して、支度して、マフをつれてきてもらった。
あまり乗り気のない嫁は、
「あづ〜い」とか、
「喉がかわ〜く」とか、
「別にGEORGEに行かなくてもいいし〜」とか、
「顔がガングロ&寝癖すげ〜ぞ!」など、
いろいろ注文がはいるので、まずカフェへ。
カフェで隣の席にいらしたワンコ連れのご家族に
「なでてもいいですか〜?」
の様な言葉を投げかけられることも
ないまま、
マフは散々、ちびっ娘たちにナデナデされました。
(まっ、いいんですけどね)・・・
我々のテーブルの下に隣の家族の娘たちが入り込む事態。
それを微笑ましく見守る隣の家族。
今日の僕は心に余裕があったので、
「ありがとう、良かったね、マフ・・・撫でてもらって・・・」
と上っ面が絶好調。
僕は意地悪メーターが50%超えると、顔の筋肉を動かさずに
『お子さん、リードフックはずれてますよ・・・』
と言うシステムになっている。
GEORGEに着くやいなや、
店の奥から嫁が、
「だいちゃ〜ん!!これこれ!」
・・・あんまりデカイ声ださないでください。
「それ、持ってるじゃん!」と僕。
「色が違うんだよ。」
・・・そりゃ、見れば分かります。
「アタシの誕生日プレゼント前倒しで!」
・・・ス、スゴイほしいんですね。
さっきまで
『別にGEORGEに行かなくてもいいし〜』と言っていた人はどこへ行ったのか?・・・探しますよ。
それよりも、本命のカルガモです。
「カルガモください!・・・」
「スイマセン・・・すべてどの店舗でも完売しておりまして、・・・」
「ぬヮッ!、なッ、なに〜っ!なんて大人気な商品なんだ!」
こうなると僕は、今!ホシクテホシクテタマラン星人に変わります。
ああっ、どうしよう。そこで2つの籠にはいったモノが目に入る。
んんっ!・・・・・あるじゃないですか(にや笑)
・・・ボサボサしたこの感じ、手にとり、ハラを押し・・・
一番鳴りのいいヤツを探す!
『ブゲ〜っ!』『ぷう〜わァ!』『ブきゅ〜っ』『クワ〜っ』・・・
店員「それ、ペリカンです。」
「わ〜おっ!なんと、マニアック・・・」
では次にこちらの籠の中は・・・
『うぎゅ〜〜っ』・・・鳴かぬなら、おしつぶしてしまえ!
ぐらい鳴らない!
店員「あっ、それウズラです・・・」
「ひょえ〜っ、さらにマニアック!!」
2つの籠にあるすべてを鳴かせた僕は、
「じゃ〜っ!こっ、この
ぺ、ペリカンください!!」・・・とまた買うの決定。
嫁はすかさず、「カルガモだろっ!カルガモ!!・・・
君が欲しいのは、
か・る・が・も!」
いや、
「ペリカン・・・です。」
欲しかったのはペ・リ・カ・ン。
『ブゲ〜っ!』『ぷう〜わァ!』『ブきゅ〜っ』『クワ〜っ』
・・・購入することになり、数あるペリカンの中から、
ベストな鳴りのペリカンをマフと探す最終作業を続けていると、
そこへ一人の少女が急に突進してきて、マフと僕の目の前で、
「う〜ばアアアアッッッッ!!!!」
と叫んだのです。
少女は床に腰を抜かさんばかりに座り込んでいます。顔面も硬直して、瞬きもせず僕を直視しています。
少女はビックリしてカチカチになっています・・・・
『僕がビックリですよ』
もう、理解の限界を超えているんですが、かる〜く整理すると、
どうやらペリカンの鳴りに釣られた少女が激走〜黒犬マフが急にステイから立ち上がる〜少女が叫ぶ!
・・・やっと状況が飲み込めた僕は「ごめんね〜ビックリさせて・・・」と言ったのです。
さっきのドリフ並みの転け方はどこへやら、無反応で固まったまま。
横で一部始終を見ていた店員さん達も、
この一人乗りつっこみ少女にやさしく、
「恐くないよ〜。」
「このワンちゃん大人しいから触っても平気だよ。」と声をかけますが、無反応。
で、見つめるは僕の顔・・・
きっと
”ココロの底から『ゴメンネ』とは絶対言うつもりはないぜ!!ビーム”
が僕の目線からこの娘には感じ取れたんだろうか。
その後も、お店のお姉さん、お兄さん、嫁が3人がかりで、
いろいろと心配し、なだめ、すかして、声をかけるが、無反応です。
しびれを切らした嫁が、結局手に持ってたペリカンをレジに持って行き、
その長い無言の呪縛から僕らは開放されたのでした。
お店を出た後、
「マフがそんなに恐かったのか? 黒い=コワイ・・・子供には変な偏見があるんだな〜。」
嫁
「でも、あの子の目線の先にはマフは写ってなかったよね〜。」
あぁ・・・黒い・・・妖怪・・・寝癖男・・・。
苦労して手に入れただけあっていい鳴っぷりですよ!